レスベラトロールって知ってます?

長寿遺伝子を活性化?!

レスベラトロール

レスベラトロールってご存知です?

去年くらいにNHKで取り上げられて、

それなりに売れた原料ですが・・・

 

意外に一般に人と会話すると、

 

「何それ?」

 

という反応が返ってきます。

まあ、セラミドもそうなんすけどね~

 

レスベラトロールというのは、

赤ブドウに含まれるポリフェノールの一種。

 

渋み成分でもあります。

 

フランス人は、あんな脂っこいもんばかり食べるのに、

血管疾患による死亡率が低いことから、

 

「フレンチパラドックス」

 

と呼ばれる問題定義から、

その原因追及のなかで、見つかった

成分です。

 

ネイチャーとか名のある学会誌で、

テロメアの延長効果が確認されたり、

ネズミや猿の寿命が延びたりと、

学会では超ホットな原料でしたが・・・

 

一般消費者には、ピンとこないわけですよ。

 

「は?長生きなんてして嬉しいの?」

みたいな(笑)

 

さて、このレスベラトロールに

新しい効果が見いだされたとかで、

再ブレイクを狙うわけですが、

 

その効果は、動脈硬化の予防効果・・・

 

いや、フレンチパラドックスから考えれば、

当たり前なのではでは?

 

赤ワインのポリフェノールが

動脈硬化に良いなんて、

みのもんたの何とかテレビでも

言ってたくらいですから・・・

 

さて、このレスベラトロール。

業界ではちょっとした衝撃だったわけです。

 

なぜか?

 

今までのブームの長さは半年から1年くらいは

もったわけです。

あわよくば、それが定番化もしたりしました。

 

レスベラトロールは、まあ、どちらかと言えば

続けてなんぼの商品。

 

短期効果を求められる商品よりは

寿命が長いだろう・・・

 

多くの関係者はそう考えたわけです。

 

 

NHKの特集後の反響は、

なかなかのもの。

 

出だしとしては順調でした。

一時のコエンザイムQ10ほどではないにしろ、

にわかに業界の活気がよみがえるのでは?

との期待がされました。

 

しかし、いざフタを開けると、

ブームの終焉はあまりにも早かった・・・

 

1ヶ月程度で、ブームの陰りが見え始め、

2ヶ月後には、完全に消えてました。

 

このブームのサイクル周期の短期化は

ずっと懸念され続けていましたが、

 

NHKの力をもってしても、

この程度の効果しかなかったわけです。

 

新素材は短命・・・

その傾向が加速すると、

原料開発にも影響を与え、

新しい原料が出にくい時代になっていきます。

(いや、既になっているか・・・)

 

ちょっとつまんない時代ですよね~