ゼラチンふりかけ・・・か

誰か、この辺の議論に決着つけて欲しい

最近、本屋で気になった本

すごい! ゼラチンふりかけ健康レシピ』

 

ゼラチンとは、コラーゲンに熱をかけて、

3重らせん構造をバラしたものです。

 

アミノ酸の組成はほぼ同じと考えて問題はありません。

 

さて、コラーゲンは経口摂取しても無意味、

全てプラセボだという意見がある一方、

 

いや、コラーゲンペプチドは、

コラーゲンの生成を促進するから、

効果はあるという意見もあります。

 

ゴチャゴチャいってないで、

実験すればいいじゃん、と思うのですが、

意外に誰もやんないんですよね。

 

私個人の感覚では、

効果はあると思います。

 

コラーゲン15000mg配合のドリンクを、

50人前後に1週間のモニタリングをした

ことがありますが、

 

結果は良好で、80%以上に効果を感じた

とのことなので、プラセボにしては率が

高過ぎですわ。

 

ヒアルロン酸で行った場合は、

効果があったとの回答は10%くらい

でしたからね。

 

50人じゃ、まあ、サンプル数としては

少ないと言われれば少ないですが・・・

 

一大市場を築いたわけですから、

大掛かりな実験してもいいような・・・

 

それともブラックボックスにしておきたい

ところがあるのかな?

 

 

コラーゲンの条件では、

豚や牛よりは魚が望ましいと言われます。

 

理由は、融点の差。

魚のほうが低い温度で溶けるので、

消化吸収が良いといわれます。

 

とある文献には7倍の差があるとか。

 

あとは、低分子であること。

コラーゲンの分子量は30万くらいですが、

酵素処理で低分子にしてあるものがほとんど。

5000前後が一般的かな。

 

最少がトリペプチドと言って、

アミノ酸が3つくっ付いた状態まで分解したものが

あります。

 

これは、肌よりも関節に効果が高いみたいですが。

 

あとは、摂取量が5000mg以上。

経験則では10000mg以上が望ましいです。

 

あと、ビタミンCを一緒に取らないと、

効果は半減ですな。

 

コラーゲン生成にはビタミンCが

補酵素として必須ですからね。

 

 

さて・・・

ゼラチンに話を戻しましょう。

 

ゼラチンもコラーゲンも結局は、

体内でアミノ酸まで分解されます。

 

だから、効果は同じだろうと。

 

まあ、コラーゲンよりもコストは安いですし、

臭みがあまりないので、ゼラチンで代用を

考えるのは、ごく自然な発想だと思います。

 

コラーゲンすら、はっきりしないのに、

ゼラチンはさらにどうなんだ?

という気はしないでもないです。

 

まあ、普段よりも多くアミノ酸を取るわけですから、

何かしらの効果はあるのかもしれません。

 

まあ、コラーゲンもゼラチンもしっかり消化吸収できるのであれば、

同じことなのかもしれませんね。

 

あと、根本的な原因は、

コラーゲンを合成するよりも、

分解する方が活発になるから、

 

お肌のコラーゲンが減るわけです。

 

若いうちは、取れば効果はあがるかもしれません。

この本の先生、まだ若いっすからね。

 

さて、コラーゲンを作る酵素と、

コラーゲンを分解する酵素があるわけですが、

 

これは、骨と同様のメカニズムなのだと。

骨を作る骨芽細胞と骨を溶かす破骨細胞があり、

代謝をするわけです。

 

肌も代謝するわけですから、

当然、肌のコラーゲンも代謝していくわけです。

 

生まれ変わるわけです。

 

その指揮をとっているのが、

女性ホルモンなわけですよね。

骨も肌も。

 

ですから、1つは女性ホルモンを

増やすことが、先なのかもしれません。

 

また、光老化といって、

紫外線にあたることで、コラーゲン分解酵素が

活性化するとのこと。

 

紫外線対策も大事になってきます。

 

その上で、摂取するのであれば、

もしかしたら、効果がでてくるかもしれません。

 

ご参考までに。