環境ホルモン ビスフェノールAとは?

環境ホルモンって過去の話ではないのですよ

環境ホルモンって

人体には影響ないって話で

落ち着いているんですが、

 

ちょっと面白い話があるんですよ。

 

フォム・サール氏が提唱した

 

「低用量仮説」

 

環境ホルモン物質は、極薄い濃度のときだけ毒性を有する

という従来の常識を覆すような仮説です。

 

普通、濃ければ濃いほど、毒性は高くなるものですが、

低濃度の時にだけ、毒性を発揮するというのです。

 

マウスで毒性がないレベルの濃度でも、

胎児、幼児には影響がでてくる、という感じです。

 

実際、それを裏付けるデータがわんさかでてきて、

ヨーロッパでは規制の動きが活発化しています。

 

日本でも、成人への毒性はないとしながらも、

環境、胎児への影響までは否定していません。

 

で、ビスフェノールAという環境ホルモン物質として

上げられているものがあります。

 

略してBPAと呼ばれます。

 

BPAはプラスチックの一種、

ポリカーボネート樹脂の主原料で、

体内へ取り込まれると、エストロゲン、

つまり女性ホルモン様作用があると。

 

大人は数時間で代謝されますが、

胎児、幼児には深刻な健康被害があるかもしれない

といわれ、2010年にカナダを皮きりに、

ポリカーボネート製の哺乳瓶の

製造、販売を禁止する動きがでています。

 

ポリカーボネートは表面に傷がつくと、

BPAが漏れ出すことが分かっています。

 

ポリカーボネートの哺乳瓶を使わないのが

理想ですが、もし使っていたら、傷つけないように

使用しましょう・・・

 

ってのはやっぱり無理だと思います。

使い回しは厳禁ですね。

 

また、このポリカーボネートの使用は

結構多く、

 

プラスチックの容器、食品、飲料の缶の

内側のコーティング、ウォーターサーバー、

水筒の内側のコーティングなどなど。

 

まだ日本では規制されていませんが、

今後は規制の動きになっていくのかな・・・

 

いや、経済への影響が大きいから、

規制ではなくて、減らしていこう的な

流れになるでしょうな。

 

大人は気にする必要ないかもですが、

小さなお子さんがいるところは注意したほうが

いいかもしれませんね。