処理すべき死細胞の目印となるタンパク質

それを知って何になるといえば、何にも変わらないのですけどね

元記事

 

簡単に言えば、生体内で死んだ細胞には、

目印となるタンパク質があり、それを標的に

速やかに処理されるというわけ。

 

ガン細胞はこの目印がなく、

標的にされないとか。

 

また、逆に目印をそのまま放置して、

ちゃんと処理しないと、自己免疫疾患になる

可能性もあるとかないとか。

 

細胞って、進化の過程で

「死」を獲得した、という見解があります。

 

全体の個体を維持するために、

細胞が自殺するアポトーシスもそうですが、

 

この目印になるタンパク質は、

古くなった細胞、機能しなくなった細胞を

処理するようなメカニズムも、

 

まさに「死」を獲得したといえるものではないでしょうか?

 

さて、話題を取り上げてみましたが、

ぶっちゃけ、どうお話しを広げていこうか

困っています(爆)

 

 

これによって、何が変わる、何ができるように

なるかというと、

 

まずは、ガン治療への応用が期待されます。

ガン細胞を標的にして、この死亡フラグタンパク質を

打ち込んでやれば、体が勝手に処理してくれる

のではないか・・・

 

との期待が持てます。

 

ガン細胞のみを殺すので、

副作用がない抗がん剤ができるかも・・・しれません。

(本来体のなかで起きていることですからね)

 

問題は、そのタンパク質をどうやって培養するか、

そして、ガン細胞だけを標的にするにはどうしたら

いいか、などの問題がありますが、

現実的に可能なレベルの問題ではないかと。

 

美容整形にも応用されるかも。

(ちょっと怖い話ですが)

 

例えば、余分な脂肪細胞に

死亡フラグタンパク質をつけることで、

その部分の脂肪細胞が処理され、

細くなる・・・とか、

 

まぶたの細胞を殺して

二重にしちゃうとか、

 

毛根に使って、脱毛しちゃうとか・・・

 

まあ、実現可能かどうかは

定かではないですが、

 

ニーズは確実にあるでしょうね。