人の心を自由に操作するテクニック

という本のタイトルは誇大広告ですよね~(爆)

ちょっと特殊な営業職(笑)の経験があり、
心理学、特に人を動かすための技術の本が無駄に沢山あります。

 

対面販売では使えますけど、ネット通販ではほとんど使えんですな~(笑)

折角なので、まとめてみました。

 

頼みごとは右耳に
とある実験で、頼みごとをするとき、
右からと左からのはOKされる可能性が2倍、
右からの時が高かった、といった結果がでたそうです。

 

その原因は、脳の左半球が積極的感情、右半球が否定的感情に
同調しており、右耳からの情報が左半球に送られるから
であると言われます。(本当のところはわかりませんが)

 

経験則では、右から近づいた方が警戒されにくい、
というのがありますね(笑)

 

YESセット
相手に最終的に「YES」をもらうために、
小さな「YES」を積み上げていきます。
テレアポはこの手法を使ってきますね。

 

「はい」を繰り返していると、
ついつい「はい」と答えてしまうというものです。

 

また、一貫性の心理があり、最終的に「はい」と
言わないと自己矛盾が起こる状況に、同時に誘導
するわけです。

 

コツは、露骨にやらないことですかね。
あくまでも自分で判断したと思わせないと、
腑に落ちない感じになり、

 

「はい」を最終的にもらっても、
不信感が残ってしまいます。

 

慣れてないと、質問を畳み掛けてしまいます。
相手が「はい」しか言っていない状況は
「はいはい」となり、話半分でしか聞いていない
ということになりかねません。

 

分担の法則
「私は●●するので、あなたは■■してください」
という頼み方ですね。

 

単純に■■して、というよりもスムーズに
聞き入れてもらえます。

 

正直、分担になってなくても効果的です。
●●と■■が関係なくてもいいのです。

 

「私、あしたの準備で忙しいから、お皿洗っといてくれない?」
てな感じです。

 

私はこれをしているけど、あなたは何をしてるの?
という無言の圧力があるので、なかなか嫌とはいえない
わけなのであります。

 

旦那に家事を手伝ってもらいたいときに有効です(笑)

 

仮定の話
あなたが要求したいことを、ストレートにするのは、
抵抗があると思います。断られるのが怖いわけですから。

そこで、仮の話、ということでワンクッション入れます。

 

例えば、旅行に誘いたいとします。
「たとえばなんだけど、旅行するなら、どこ行きたい?」

この質問にイエスもノーもありません。

 

相手は旅行先を頭に浮かべ、想像するわけです。

想像させてしまえば、頭の中で「旅行にいくことにYES」を
出している状況になるので、実際に誘ったとき、
YESを得られやすくなります。

 

同様のテクニックで、前提の話にしてしまうというのもあります。
さっきの例えだと「旅行に行く」という前提で話ていくのです。

 

「今度、一緒に旅行に行きたいんだけど、日帰りと泊り、どっちがいい?」

 

相手に選択権を与えていますが、
旅行に行くことが「前提」となっています。

 

Door in the Face
一度、無茶な要求をして、Noと言わせた後、
それを譲歩する形で、本来の要求をする方法。

ヒトはNoというのに罪悪感を感じます。
(特に日本人は)

 

ですので、一回要求を断わっているので、
次もNoとはいいづらいわけです。

これは営業で取引先から使われることがありましたね(笑)


この逆がFoot in the Door
訪問販売でドアを開けさせてからが勝負
というような意味あいです。

 

最初のYesを得られれば、次の要求を通しやすくなる、
つまり一貫性の心理ですね。

 

相手に「それくらいなら・・・」と思わせる
要求をするのがポイント。

 

都市伝説(笑)
都市伝説はスタイルは「友達の友達がさ・・・」
というように、認知している人の知り合いというだけで、
信憑性をだしています。

 

友達の友達って誰よ?
とは思わないわけです。

 

それを応用して使われるのが
「テレビでやってたんだけどさ、●●すると××らしいよ?」

テレビでも、雑誌でも、友達でもいいし、
有名人が言ってたなどでもいいです。

 

「らしい」「みたい」というように、
「私の意見ではないですよ?」
という形で相手に伝えることで、信憑性を出すテクニック。

 

全部ウソでもいい(笑)

 

相手も、「ああ、そうなんだ」
くらいに思うだけですので、深くは追及されません。

されても、聞いた話だからわからないといえば、
問題ありません。


後日、別の形で、同じ情報を入れます。
それを繰り返すことで、情報をすり込んでいくわけです。

 

 

このようなテクニックは、あくまでコミュニケーションの
円滑ツールでしかありません。

 

今回は、ある程度関係性のある、身近な人に対して
使えるものをまとめてみました。

 

相手との信頼関係(ラポール)を築く方法や、
相手の観察、分析については省きました。

何かの役に立てば幸いです。