天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子(NMF)について調べてみた

天然保湿因子(NMF)って保湿成分で

あることは分っているのですが、

どうもつかみどころがなく、曖昧なまま

今日まで過ごしてきましたが、

 

今日はちょっと深く調べてみました。

 

天然保湿因子(NMF)は、角質細胞に存在している、

保湿成分ってことらしい。

 

セラミドが細胞間脂質ということで、

角質細胞の間にあるのに対し、

NMFは角質の中にあるというわけです。

成分 NMFに占める割合(%)
アミノ酸 40.0%
PCA(ピロリドンカルボン酸) 12.0%
乳酸塩 12.0%
尿素 7.0%
NH3、尿酸、グルコミサン、クレアチン 1.5%
クエン酸 0.5%
Na+ 5.0%
K+ 4.0%
Ca2+ 6.0%
Mg2+、PO2-、Cl-、糖、有機酸、ペプチド、その他 8.5%

 

ほとんどがアミノ酸ですが、

PCAにナトリウムが結合したPCA-Naや、

乳酸にナトリウムが結合した乳酸Naなどが

天然保湿因子として、保湿成分として化粧品

原料として使われます。

(ナトリウムに保湿作用があるからだ、とも言われています)

 

 

角質細胞になる、角化の過程で作られるので、

角化の工程が上手くいっていない場合は、

肌の保湿が出来ず、乾燥肌になってしまうとか。

 

この天然保湿因子が減る原因ですが、

・細胞間脂質の脆弱化によるダメージ

・オーバーターンの乱れ

が主たる原因のようです。

 

さて、この天然保湿因子、

塗っても効果があるのかないのか、

というところなのですが、

 

尿素などの効果は証明されていますし、

ペプチドが入っていくので、アミノ酸も

入っていくだろうことは容易に想像できます。

 

天然保湿因子の不足が及ぼす影響に関しては

様々なデータが出ているのですが、

 

塗布した時のデータがちょっと見当たらないです。

 

オーバーターンの改善のほうが、

効果はあるのではないか?

 

というのは個人的な感想です。


コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    yn90 (金曜日, 03 5月 2019 05:35)

    乾燥による小じわの改善やキメの乱れに、アミノ酸かセラミドでしたらどちらの方が効くのでしょうか?
    成分のサイトでは、どちらにも同じような効能が謳われています

  • #2

    森崎 (日曜日, 05 5月 2019 11:39)

    アミノ酸は角質細胞に、セラミドは細胞間脂質に存在します。
    アミノ酸、つまり天然保湿因子が不足しているのであればアミノ酸のほうが有効ですし、
    セラミドが不足しているのであれば、セラミドのほうが有効です。
    肌の水分の保湿は8割がたセラミドによってなされているので、乾燥しているのであれば、
    たいていセラミドが足らないといえます。ですので、セラミドのほうが効果を実感する
    可能性は高いです。