セラミド分子種の多様性

セラミドの多様性をさらに掘り下げてみた

複合セラミド

セラミドを構成している脂肪酸とスフィンゴイドの

組み合わせから、セラミドは11種類あると言われています。

 

セラミドの種類

 

さらに細かく分けると、342種類にもなると

言われますが、何が変わるのかを調べてみました。

 

まず、スフィンゴイドの炭素数が18~22あります。

この時点で、5×4=20種類のスフィンゴイドがある計算になります。

(スフィンゴイド4種類 炭素数の違いが5種類)

 

そして、脂肪酸は、

α-ヒドロキシ脂肪酸(炭素数16~26)・・・10種類

ω-ヒドロキシ脂肪酸(炭素数20~34)・・・14種類

非ヒドロキシ脂肪酸(炭素数16~30)・・・14種類

 

合計すると脂肪酸は38種類になる計算です。

 

それらを掛け合わせると

20×38=760種類となるわけですが、

現実には存在しない組み合わせもあるので、

結果として342種類という数字がでてきているわけです。

(まだ見つかっていない可能性もあります)

 

炭素の数が違うからといって、

大きく物性に影響があるわけではありませんが、

 

このような多様性を抱えているのは、

それなりの訳があるはずです。

 

組み合わせがランダムではないのも、

何かあるのではないか?と思わせます。

 

もし、セラミドの供給原料の多様性が

関係しているなら、760種類あっても

おかしくないわけです。

 

しかし、現実はそうなってはいないわけで。

 

セラミドは細胞の生死にも関与しています。

その辺もセラミドの多様性が関与している

のかもしれません。

 

結局、セラミドは単体ではなく、

複合的に作用するわけで、

1種類をどれだけ沢山補ったとしても、

限界があるわけです。

 

例えば、ヒト型セラミドが4%含まれる商品があります。

 

たぶん、最大値だと思います、これが。

 

しかしながら、複合セラミド(7種類)では、

0.05%で十分な結果が出ています。

 

濃度の濃さよりも、複合であることのほうが、

効果に対し、影響があるのは明らかです。

 

で、天然ヒト型セラミドは種類で言えば、

群を抜いているわけです。

 

まあ、なかなか認めてもらえなわけですが~