無添加化粧品って何?

ナチュセラクリームは無添加ですか?

「ナチュセラクリームは無添加ですか?」

 

このようなご質問をいただくことが、

ちょくちょくあります。

 

ちなみに、無添加化粧品ってなんなんでしょう?

 

何も加えていない化粧品?

100歩譲って、化学合成品を使っていない化粧品?

 

それがあてはまる化粧品なんて、

極々僅かしかありません。

 

2001年3月までは、厚生省によって定められていた、

アレルギー反応を起こす疑いのある成分102種類を、

「表示指定成分」とし、それが入っていない化粧品のことを、

「無添加化粧品」と呼んでいました。

 

ただし、指定成分以外の防腐剤や色素などを代替している場合がほとんど。

 
2001年4月以降は、指定成分という取り決めがなくなり、

「配合されているすべての成分を化粧品に明記すること」となりました。

(当たり前のことなのですが・・・)

 

つまり、「無添加化粧品」という枠組みは、

10年以上前の枠組みであり、

「旧指定成分を配合していない化粧品」のことで

無添加化粧品だなんて、恥ずかしすぎて名乗れません。

 

一応、ナチュセラクリームも旧指定成分は含まれていません。

でも、「無添加化粧品と呼べるか?」といわれれば、

答えは「No」といいます。

いつの話だっつうわけで・・・

 

個人的には天然至上主義って好きじゃあないんですわ。

 

なぜかというと、天然至上主義的な理論を

駆使して、物を売っていた経験があるので、

その裏側を知っているわけなので。

 

例えば、グリセリン。

昔は合成品が主流でしたが、

今は天然由来(たしかヤシの実)から

作られるのが主流になっています。

 

物質としては同じものです。

天然からのほうが精製しやすい(コストが安い)

だけで、別にどちらが安全だとか言う話ではありません。

 

合成的に白砂糖を作るより、

サトウキビから精製してつくった方が

コストが安いのと同じことです。

 

どちらも化学の実験に使えるレベルです。

精製されてしまえば、物性は同じわけです。

 

また、昔は石油系の物を使って、

肌が荒れた・・・という話があります。

 

ミネラルオイルが矢面に立たされますかね?

 

昔は精製レベルが低く、そのため余分なもの

が混ざっていたため、荒れるといったことが

あったみたいです。

 

ただそれも、何年前の話だ?

ということです。

 

科学は物凄いスピードで進化してます。

ミネラルオイルの安全性は、

そんじょそこらの新素材よりもずっと確かな

証明がされています。

 

精製レベルが全然違うわけです。

 

過去の事例を引っ張りだしてくるのは、

常套手段なのですよ~

 

まあ、どちらの話も鵜呑みにせず、

1つ1つ自分で確かめるのが、

大事なのではないでしょうか?

 

ケミカル化粧品の業界だって、隠し事は沢山ありますし、

ナチュラル化粧品の業界だって、嘘は沢山あるわけで。