合成界面活性剤の害

信仰の問題かな~

合成界面活性剤について、

過敏な人が多いみたいです。

 

まず、ご理解いただきたいのは、

使っている企業は「安全だ」といいますし、

使っていない企業は「危険だ」というわけです。

 

どちらも利害関係での主張であるわけです。

決して、合成界面活性剤が危険であることを

善意で主張しているわけではないのです。

(それを信じている人は、善意なのでしょうが)

 

かつて、私も自然食品を売っていたので、

「化学合成品は悪である」と信じていました。

そして、それに都合の良い書籍を選んで

読んでいました。

 

正直、「安全だ」と主張する根拠も弱いわけですが、

「危険だ」と主張する根拠も弱いわけです。

 

もう、信仰の問題なのです。

 

この業界にはよくある話です。

ここ最近では、「シリコンが悪」ということで、

ノンシリコンシャンプーがバカ売れしています。

 

本当に、シリコンが悪いのか・・・

というと、もうイメージなんですよ。

 

ノンシリコンシャンプーを売るための戦略。

「シリコンは頭皮に悪い」という、

ネガティブキャンペーンを行ったわけです。

 

そんなゴシップを聞いた、善意ある第三者は、

それを布教します。

 

その情報ソースが信頼性のあるものなのか、

科学的根拠のあるものなのか、

そんなことはお構いなしに、噂だけが

一人歩きしていきます。

 

経皮毒という言葉がありますが、

あれも、結局はデトックス商品を売るための

バイブル商法であるわけで・・・

 

デトックス作用のある商品が、

実はまったく効果がないなんて

話は有名・・・ではないのか。

 

 

科学的には、毒素が皮膚から入っていく、

ということはないわけですが、

 

科学も完璧ではありません。

もしかしたら、見落としがあるのかもしれません。

 

ただ、断言できるのは、

どちらの情報も作為的である、ということ。

 

情報過多の時代です。

何を信じ、何を疑うかは、

個々で責任を持たなければならないわけです。


 

ネガティブキャンペーン

敵対する相手のネガティブな情報を流し、

相手を陥れる戦略。

アメリカの大統領選で、よく行われます。

見ていて、非常に小さな人間に見えてしまうのですが、

その効果は絶大で、劣勢を逆転してしまう威力があり、

昨今でも有効な戦略として位置づけられています。

 

バイブル商法

有名なのは「アガリクスは癌に効く」というような本を

出版させて、それを信用材料として、高額なアガリクスを

売りまくった・・・ことがこの発端。

書籍の信頼度は非常に高いという、

日本人特有の感覚を利用した商法です。

 

本になっているから正しい・・・

というわけではないのです。