ストレスとアトピーの関係

ストレスは適度に必要だが、万病のもとでもある

ストレスとアトピーの関係は非常に密接です。

 

ストレスが溜まると、アトピーが悪化するというのは、

経験的には皆、実体験で分かっていると思います。

 

アトピーにとって、メイクは肌に刺激を与え、NGだと言われてきましたが、

実際は、メイクをした方が改善が早いとの実験結果も出ています。

メイクの刺激よりも、ノーメイクで人前にでるストレスの方が、

アトピーへの影響が大きかったわけです。

 

では、ストレスがアトピーに及ぼす

メカニズムを簡単に説明したいと思います。

 

それが物理的にしろ、心的にしろ、

ストレスを引き金に、サイトカインが増加します。

 

サイトカインとは、炎症の引き金になる生理活性物質で、

免疫系のタンパク質です。

 

サイトカインは血中でICAM-1などの炎症物質の

発現を促進させます。

 

炎症の発生により、白血球が増え、

さらに、サイトカインを生産し・・・

と炎症を助長します。

 

全てのストレス反応に共通して起こる

体内での反応なのですが、

 

アトピーの方は、肌が弱いので、

その炎症反応のダメージが直接的に

肌に出るわけです。

 

そして、炎症作用により、

さらなるストレスとなり・・・

という負のスパイラルが出来上がります。

 

 

結果として、イライラしたり、

情緒不安定になったり、痒みがでたり、

食欲が低下したり・・・と別の症状へと

変わっていきます。

 

 

炎症が起きるということは、

多くの活性酸素が発生しているわけです。

 

ストレスが様々な病気の引き金になるのは、

活性酸素の過剰発生により、細胞が傷つくからなのです。

 

 

ストレスを精神的なもの、根性論だけでは

どうにもならないのは、生化学的に

ストレスに体が反応しているからです。

 

 

ストレスをどのように発散していくか・・・

 

健康にも、美容にも欠かせないテーマですね。

 

補足ですが、このストレスによる生化学的悪循環を

断ち切るための成分は、実は見つかっています。

 

柑橘系に含まれる、匂い成分の1つである

『リモネン』という成分です。

 

皮の部分にたくさん含まれている親油性の高い成分です。

 

ミカンの皮を食べれば・・・

無農薬なら問題はないのかもしれませんが、

農薬の害も案外バカにできないので、

オススメはしませんよ?

 

ちなみに、リモネンを特異的に抽出した原料があり、

それを使った商品がナクナールなんです。

 

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