コラーゲンは肌に意味があるのかないのか?!

コラーゲンをクリームに配合するかどうかの件

コラーゲンを食べると・・・

という議論は、ある程度決着がついたかと思います。

 

お医者さんなどの学のある人たちは、

「コラーゲンを飲んでも肌にはならない」

と主張していました。

 

なぜなら、コラーゲンの98%以上はタンパク質で

できていて、胃酸や酵素でアミノ酸に分解されてしまいます。

 

アミノ酸は細胞を構成しているので、肌になるとは限らないという理論です。

(筋肉になったり、内臓になったり、髪になったり)

 

 

しかし、コラーゲンを飲んで、なんかいいという

使用者の声も確かにあるわけです。

(これはプラセボ効果だとお医者さんはいます)

 

 

ただ、最近の研究で、ペプチド化(アミノ酸が2~3個の状態)

したものが吸収され、それが肌のコラーゲン産生を活性化する

ことが分かっています。

 

つまり、直接的にコラーゲンが肌になることはないのですが、

コラーゲン量は結果的には増える可能性が示唆されたわけです。

(別途リジンとビタミンCが必要ですがね~)

 

 

では、塗った場合は?

意味があるのか?と。

 

この件に関しても、学のある方々は、

皮膚から浸透することは有り得ないとしています。

 

仮に入ったとしても、コラーゲン自体は

高分子の3重螺旋構造をしているわけで、

ナノコラーゲンやコラーゲンペプチド、

低分子コラーゲンが肌のコラーゲンの働きを

することは有り得ません。

 

 

コラーゲンは肌の柱のような役目をしています。

 

家を丈夫にしたいなら、柱が必要です。

切り刻んだ材木があっても役には立ちません。

 

肌に入れるコラーゲンとは、切り刻まれた

材木に等しいのです。

 

 

当然、高分子のコラーゲンは入るわけがないのです。

 

 

どうも、こちらはお医者さんの意見のほうが正しい

ような気はします。

 

また、食べたときと同じように、ペプチド化していれば、

コラーゲンの合成を促進するのではないか?

 

可能性はありますが、ただ化粧品の浸透は角質層まで・・・

コラーゲンのある真皮層に到達してはいけないわけで。

(実際、そうかもしれないけど、いったら薬事法違反になるわけです) 

 

 

まあ、お医者さんって薬以外は否定的な人多いです。

理由は、薬については詳しいけど、サプリや化粧品の知識はほとんどない。

(勉強していないといったほうがいいか)

 

よくわからんものに対して、否定的になるのは人としてしょうがないことではあります。

 

また、商売的にも薬を飲んで、病院に通ってもらったほうがよいわけで、

万が一にも、サプリで良くなってしまう可能性があるわけですから、

早めに潰しておきたいという気持ちも理解できます。

(医者はボランティアではないのです)

 

コラーゲンやグルコサミンが都合よく肌になったり、軟骨になったりすることは確かにないです。

しかしながら、吸収されたそれらが、肌を作るのを促進したり、軟骨を作るのを促進したり

することがわかっているわけです。

 

まあ、知らないってのもあるし、受け入れたくないって気持ちもあるんでしょう。

また、サプリについても怪しいものがないわけではないので、

否定しておいた方が安全ではあります。

 

万が一、飲んでも大丈夫といって、症状が悪化したら責任問題ですからね。

 

 

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