ときどき見かけるリポソームの数を誇示する製品。 1滴に5兆個のリポソームが含まれているとかなんとか・・・ まあ、リポソームの中身が大事で、リポソームがたくさんあったからとて 何か意味があるのかは分かりかねますが。 まあ、リポソームの数を計算で出していきましょうか。 この分野って正直苦手なんですよねー 苦手意識が強すぎて、頭痛いです。...
私がサプリのOEMメーカーで営業していた時ですけども、 アレもコレも、とにかくたくさん原材料名に成分を並べるって 製品が流行っていました。 当時、オールインワンジェルが台頭しており、サプリにもその流れが 来ていたのだと思われます。 300mgしか入らないカプセルに、アレもコレも入れたい、 全部入れたいなんてやったら、そりゃ入っているかいないかって...
某ドラッグストアのオリジナル化粧品ってのが話題らしい。 場所によっては売り切れているとかなんとか。 あんまりアピールされていなかったので、探すのに手こずりましたが、 近所の店舗では普通に買えました。 厚生産業のコーセーフードの原料であるアスペルエキスゴールドを 高配合している化粧水で、「発酵」を冠して販売しています。...
バクテリオファージとは細菌や古細菌に感染するウイルスのこと。 上図のような形をしています。頭の中に核酸(DNA)が入っており、 あとはタンパク質でできています。 脚の部分で菌に吸着し、管を通してDNAを菌に注入します。 注入されたDNAは菌のDNAに組み込まれ、ファージのタンパク質を 合成するようになります。...
某大手企業が2019年11月に買収したアメリカのブランドを6月30日をもって 幕引きするそうな。 日本での販売終了のお知らせなので、アメリカでは引き続い販売は されるんかな? 広告にメッチャ力注いでた印象だったんですがねえ。 SNSとかも積極的に活用していましたし。 一体なぜ、日本市場で受け入れられなかったのでしょうか?...
最近話題にもならなくなり、久しい白斑問題。 ロドデノールという成分がラインですべて入っており、 ライン使いして、紫外線を浴びると色素細胞が死んで白斑となるというもの。 大手の商品だったこともあり、かなりの被害者がでており、 かつ一生治らないというものでしたので、大きな社会問題となりました。...
プレスリリースで流れてきたんですが、ファンケルが角層と皮膚常在菌の 新たな関連性を解明したとの発表があったそうな。 正直、タイトルが間違っていると思ったわけなんよ。 だって、皮膚常在菌って関係ないんよなー 公式の発表によると、肌状況と常在菌の関係性を調べていたら、P2角質細胞という ものを見出したと。...
昨今の化粧品は難しいこと言いがちだよなー 生物学で習わないことがいっぱい出てくる・・・ ロート製薬がビタミンC(L-アスコルビン酸)がDNAの脱メチル化を介して 表皮の細胞増殖を促進し、表皮の厚みを増加させる新たなメカニズムを明らかにしました。 Vitamin C promotes epidermal proliferation by promoting DNA demethylation of proliferation-related genes in human epidermal equivalents
幹細胞を不死化して、その培養液を化粧品原料として販売されています。 正直、大丈夫なのか?と思ってしまうのですが、一般的には 細胞を不死化するって言われてもピンっとこないのではないでしょうか。 ここでいう不死化ってのは、1つの細胞が死なないってわけではなくて、 永遠に分裂して増え続けることができるという意味。...
コールドプロセス製法で作っていると主張している石けんの 成分表示には「石ケン素地」の文字が。 石ケン素地は水、オイル、強アルカリ(水酸化Naなど)を含んでいます。 もしくは●●脂肪酸Na、〇〇脂肪酸Na、水、グリセリン これらは鹸化法によって作られた石ケン素地で、 中和法であれば水、ラウリン酸Na、ミリスチン酸Na・・・ってな感じになっています。...