ビタミンって効くの?

ビタミンに関する個人的見解

ビタミンの話題があまりないが、どうしてか?とか、

ビタミンって実際どうなのよ?というご質問が多かったので、

個人的な見解を述べておこうと思います。


あくまで個人的な見解ですが、

まあ、ナチュセラの方針にもなっています。


まず、ビタミンとは何か?というと、

ビタミン=補酵素です。


読んで字の如く、酵素を補うもの。

助酵素とも呼ばれます。


酵素とはタンパク質からできている生体触媒。

触媒とは、そのものは変化せず、一連の化学反応を促進する物質のこと。


例えば、デンプンを分解するアミラーゼ(唾液に含まれています)

デンプンを麦芽糖(二糖類)に分解しますが、アミラーゼ自体は変化しません。

また、アミラーゼは特に補酵素を必要としません。


で、補酵素なのですが、上図では鉄イオンとアスコルビン酸(ビタミンC)が

補酵素としての役割を担っています。

関節の軟骨生成はこんな感じで鉄とビタミンCが関わります。


こんな感じで、ビタミンは様々な酵素の働きを助けています。

ビタミンの効果が多岐に渡るのは、様々な酵素に関わっているからです。

欠乏すれば、関連酵素が働かなくなり、弊害がでます。



お肌ではビタミンCがコラーゲン生成の補酵素になっています。

しかし、コラーゲンは真皮に存在しているわけで、

ビタミンCを角質層を越え、表皮を乗り越えて浸透しなければなりません。

そして、ビタミンCはそこまで到達することができません。


で、ビタミンCを直接ぶち込むのではなく、

ビタミンCを作る物として、ビタミンC誘導体がでてきます。


まあ、化粧品は角質層までってことになっているわけですが、

そのことには目を瞑ってください。


で、真皮まで到達したビタミンCがコラーゲンの合成を助けるというシナリオです。



さて、ここからは個人的な見解ですが、

ビタミンはなくてはならない、必須成分であることは間違いありません。

不足すれば欠乏症になります。


しかしながら、ビタミンが劇的な効果をもたらすことはない、

と考えています。


ビタミンはあくまで補酵素であり、

酵素を助ける成分です。


もともと不足していたのであれば話は別ですが、

普通は足りている人の方が多いわけです。


そして、どれだけ補っても、その活性は酵素の量に依存するわけです。

取り過ぎても意味がないのはそのため。


酵素と補酵素の関係は、大工とトンカチみたいなもの。

トンカチばかり沢山あってもしょうがないわけです。


そのため、栄養機能食品として、1日の必要量を入れたサプリメントは

目に見えて体感を得られるものではなく、飲んでても良いんだか悪いんだか

よくわからないものになります。


あくまで経験則ですが、ビタミン類だけで体調が変わることはほとんどないです。

(不足していた場合は、劇的に変わりますけどね)


で、肌へのビタミンCが不足しているのかというと、

普通、肌に何もなければ、足りていると思われます。

また、仮に足りなかったとしたら、口から取ればいいわけです。

わざわざ、肌から入れる必要性があまり感じない。


それは他のビタミンにも言えることです。

AだろうがEだろうが。


摂取したうち、肌へ行くのは極僅かだ。

そんな主張も聞こえてきそうですが、

それを加味したうえでも必要摂取量なわけです。


だからといって、化粧品で補うのは無駄というわけではないです。

意味はあるかもしれませんが、バランスの良い食生活を送っている

人にはほとんど変化を感じることはできません。


逆に「ビタミンCめっちゃ効くねん!」という人は

食生活を見直した方がよいのではないかと。

食事でビタミンCが不足しているわけですからね。


ビタミン類は食事から補えるものであり、

それがベストではあります。


また、ほとんどのビタミンは腸内細菌が作ってくれます。

腸内環境も整えることが重要になります。


そして、ビタミンCに限り、体内で合成できないので、

摂取する重要性は一番高いものです。


しかも体内に貯蓄しておくことができず、

過剰分は尿ですべて排泄されてしまいます。


理想は少量をこまめに取ることですが、

3食、必ずビタミンCが取れるように工夫するだけで大分違います。


サプリメントを使うのも手ですが、

その利用率は天然の1/2~1/3と言われます。


もしサプリメントで取るなら、野菜や果物と一緒に

取ることで利用率を上げることができます。


ゴチャゴチャ書いてますが、

まとめると、ビタミン類は食事からとったほうが早いし、

本来はそうすべきであるということ。


ですから、弊社ではあまりビタミンに興味をもっていないというわけです。

ただ、酸化防止剤としてトコフェロール(ビタミンE)とか、

セラミド合成を促進するとして、ナイアシン(ビタミンB3)など使ってますけどね。

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