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ジェネリック薬は効きが悪い?!

そういうお医者さんは多いんですよね

ジェネリック薬ってどうなの?というご質問がありましたが、

薬に詳しいわけではないので「わからない」ってのが正直なところ。

 

過去に『医者の嘘』という書籍の内容で、

ジェネリック薬の嘘という内容を紹介したところ、

「医者でも薬剤師でもない素人が適当なこと言ってんじゃね!ムッキー」

的な内容のメールがたくさん来ました。

いや、ウチがいってるんとちゃうんですが。

著者に言ってもらってよい?ちなみに著者はお医者さんですけど。

 

まあ、取り扱いに注意しなきゃいけない話題だったわけよ、当時は。

今はどうなんでしょうね。未だにジェネリック警察いるんかな?

 

薬ではないんですけど、健康食品のOEMメーカーに勤務していたとき、

サントリーのセサミンの特許が切れたんです。

当時はTVでのCMをガンガンやっていたので、セサミンの訴求力は

非常に高かったです。

 

で、原料メーカーがこぞってセサミンの原料を開発して販売してきました。

セサミンをサントリーのと同程度、いや倍入れても

全然価格で下をくぐるのは容易となりました。

 

ぶっちゃけ、それらのジェネリックセサミンの効果が

元祖のセサミンに劣るかどうかってのはわかりません。

そもそも、本家を知らんし、長期間飲んで初めて効果を

実感できるものなので・・・

 

まあ、セサミンもサントリー以外で売れているものはないんですけどね。

ブランド力ってやつなねえ。

 

 

さて、サプリは実際の効果をフィードバックする仕組みがないのですが、

薬に関しては検証が可能なんですわ。

 

お医者さんは薬を処方するわけで、処方するのは当たり前ですが人です。

試験ではありませんが、生の臨床データを取れるわけです。

ジェネリック薬も同じように使われ、直接的な比較ができるわけです。

 

そういう立場のお医者さんが口をそろえて「ジェネリック薬は本家に劣る」

といっているのは、まあそういうことだと思います。

 

一人や二人、逆張りで言っているってわけではないんです。

本当にたくさんのお医者さんが言っているのを目にします。

とある統計では6割くらいは「ジェネリック薬が劣ると感じた

ことがある」と答えていました。

 

一応、ジェネリック薬も厳密な試験があって、

先行薬と変わらないというお墨付きを国からもらって世には出ています。

基本的には変わらない効果があるはずなんですがね・・・

 

本来、同じもので、その同一性は科学的に証明されているはずなんですが、

現場レベルで差が感じられてしまうってのは本当に不思議。

 

プラセボ効果という人もいます。

患者が「ジェネリックは効かない」という先入観をもっていたら、

そりゃ効果を感じないよね?的な。

安かれ悪かれ、安物買いの銭失いって思っている人は多そうですもんね。

 

そういう例が積み重なって、ジェネリック薬へのネガキャンとなり、

さらに悪循環を加速させていると。

 

そういう一面はあるのは間違いないとは思いますが、

それだけでは説明できないってことも結構ありまして・・・

化粧品業界では聞かない話ですので、興味深いです。

 

どこどこのセラミドは効くけど、あっちのセラミドは効かないとか、

〇〇のレチノールは効かないとか、聞いたことないもんな。

 

この仕組みを解明し、応用できれば、そのジャンルの

頂点に君臨し続けることが可能となります。

もっとも、先行組になる必要があるので、結局は先見の明が

求められるわけですが。

 

 

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