キノコから天然ヒト型セラミドを抽出

今度はキノコからか~

キノコ栽培において、年間何万トンといわれる廃棄物がでるそうな。

廃棄キノコを有効利用できないか?として始まったプロジェクトで、

なんと天然ヒト型セラミドの抽出に成功したのだとか。

 

まあ、天然ヒト型セラミドを売ってるところだから、

これが競合商品になるってわけではないんですけどね。

 

 

最近、天然ヒト型セラミドの採用は好調らしいっす。

なんでも大手通販での採用が増えているとかなんとか。

けっこうな話で。

 

好調なら、もっと販売に力を入れてもいいところだとは思いますが、

特許の期限が切れる前に何か仕掛けておきたいという感じなのでしょうか?

 

 

廃棄キノコは飼料や肥料へのリサイクル技術は構築されていますが、

さらにお金になるような方法に・・・なるのかな?

 

世界で唯一の天然ヒト型セラミドってのは、これで言えなくなっちゃいますね~

 

 

キノコはキノコでも、エノキが一番効率が良かったそうな。

使うキノコによって、効率だけでなく取れるセラミドも

変わってきそうですね。

 

効率重視でエノキだけでいくのか、リサイクル目的でミックスしたもので

抽出していくのか、今後の展開はよくわかりませんが、

今回はエノキヒト型セラミドのお話しです。

 

 

この技術のポイントは、キノコ自身が持っている酵素で、

自己消化させてから抽出することらしいです。

キノコにもグルコシルセラミドは含まれており、

これを分解してセラミドにする酵素がキノコに存在するってわけ。

 

もしかしたら、キノコ以外でも有効な技術かもねー

色々なものからヒト型セラミドが抽出される日もくるかも。

 

 

焼酎や醤油の発酵粕から取れるセラミドは安定しているといのは

メリットでもありますが、他のセラミド種を作ることができない

というデメリットでもあるんです。

 

で、この技術がそのブレイクスルーになるかも・・・というわけ。

 

 

エノキセラミドの最大の特徴は、不飽和脂肪を有したセラミドを高含有しているという点。

セラミドの種類は、セラミドNPとセラミドAPがメイン。

小区分の種類が麹由来のものとは違うみたいです。

 

まあ、簡単に言えば、今までの天然ヒト型セラミドには

含まれていない種類のセラミドNP、APが存在しているってことです。

それが効果にどのような違いがでるかは不明。

 

セラミドのバリエーションを増やすってことでいえば、

混ぜて使うのがベターなのかもね。

 

あとは、C16という短い脂肪酸を持ったセラミドが

比較的多く含まれていることかな?

そういう意味でもバリエーションは麹由来のものとは異なります。

 

 

乾燥エノキからわずか0.1%くらいしか取れないでの、

廃棄物からの抽出でもかなりの高額になると思われます。

想定は200万円/kgくらいとのことらしいですが、

もっとあがる可能性はあるかな?

 

 

ここ5年以内に、これを使った製品がでてくることになるんでしょうなー

 

 

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