DPGは危険?

DPG(ジプロピレングリコール)とは?

DPG(ジプロピレングリコール)は2個(ジ)のプロピレングリコール、

つまり、プロピレングルコールが2個連なった成分です。

化粧品の伸びやすべりを良くする感触改良剤としてや、保湿剤として多く用いられている水溶性の成分です。

化粧品の基剤として使われる成分です。

 

個人的にはあまり見かけない成分だったので、あまり興味がなかったのですが、

ご質問をいただいたので、改めて調べてみました。

 

なんか知らんですが、disられている成分なんですねー

刺激性があるから敏感肌の人は使わないほうがいいとかなんとか。。。

 

 

まずは旭硝子のDPG-FCのMSDSから

(Canadian Centre for Occupational Health and Safety Issue:95-4(Nov.1995)からの

引用で、軽度の皮膚刺激があるとの記載があります。

が、同時にPG、BGも軽度の刺激があるとなっています。

しかしながら、旭硝子として皮膚刺激性について、改めて測定しました結果、

DPG-FCの皮膚刺激性について異常は認められませんでした。

とのこと。

 

条件:「社団法人 日本毛髪科学協会」にて人体バッチテスト被験者35人に対し、

24時間パッチを貼り、その後除去し、更にその24時間後の皮膚の状態をみました。

 

なぜ毛髪学協会なのかはさておき、

旭硝子の独自試験では皮膚刺激性は確認されなかったそうな。

 

 

ChemicalBankのMSDSについては

May cause mild skin irritation.

(皮膚刺激性があるかも)

断定はしてません。おそらく保険ですよねー

MSDSは何かトラブルが起きても「ちゃんと書いてあるっしょ?言いがかりはよしてよね!」

というものですからね。

むしろ、上記の旭硝子の「異常はない」といっているのが凄いです。

(ま、よその引用をしているのは保険でしょうがね)

 

日本医薬品添加剤協会では、こんな記述があります。

①ウサギの皮膚にジプロピレングリコール500 mgを24時間の刺激試験を実施したところ、

軽度の刺激が認められた。2) (NLM, 1982)
②ウサギの眼にジプロピレングリコール 510 mgを投与したところ、

刺激性がみとめ られた。2)(NIOSH,1981)
③7.2%のジプロピレングリコールを含むシェービング製剤を用い、ボランティア101人に対しSchwartz-Peck prophetic patch test(開放あるいは48時間密封の2週後再感作)を実施した。

密封系では1回目の曝露で6人、2回目には8人に中等度の刺激性が認められた。

また、開放系およびUV照射、2回皮膚傷害群では刺激性は認められなかった。2)(CTFA,2-17-167,1978)

 

7.2%のジプロピレングリコールを含むシェービング製剤を用い、ボランティア50人に対し Draize-Shelenski 反復刺激貼付試験(24時間あるいは48時間の貼付を1週間に3回、2週間後に惹起)を実施した。その結果、感作性は認められなかった。また、UV追加照射による光感作性も認められなかった(CTFA,2-17-167,1978) 

 

①に関しては500mgって、結構多く感じますね。

そもそも原液で塗るってことはないでしょうし、

原液だと刺激性はあってもおかしくはないかな?

 

②は目に入れても刺激性がないって、そのほうが少ないですから、

まあ、これで刺激性がある、危険だって言われてもね。

 

③はなんか回りくどい試験ですよね。

ジェービング製剤の皮膚刺激性試験ってことかな。

これをもって、DPGの刺激性があるというのはちょっと・・・

まあ、これが普通のクリームだとか化粧水ならまだしも、

シェービング剤をつけっぱにしたら、肌荒れるで普通。

 

あと、データがちょっと古いってのは気になるところ。

昔の合成品は不純物が混ざっていたんで、それが刺激になった

って話はよく聞きますからね。

30年以上前の話ですから、当時と今の純度が同じどうかって

ところは議論の余地はあるかもね。

 

 

個人的には、これでDPGが危険な原料だ、とはこれっぽちも思わないのですが、

まあ、危険ですと煽ることは容易ではありますよねー

皮膚刺激性があるかないかってなら「ある」と書いてあるわけですから。

 

これを根拠に、DPGは刺激がある、

だからDPGを使っている化粧品は避けるべきだ!

で、この化粧品は使ってないから最高!!みたいな。

まーよくあるシナリオですわ。

 

 

ぶっちゃけてしまうと、化粧品の基剤はネガキャンの対象になりやすいです。

DPGに限らず、PG、BG、グリセリンなどなど。

凄いのになると水をdisってるところもありますからね(笑)

 

ほとんどの化粧品が使っていますから、

ほとんどの化粧品を否定し、

化粧品業界は消費者のことなんか考えていない、

儲け第一だからこんな原料を使い続けるんだ!!みたいな?

 

まあ、この戦いは今後もずっと続いていくことでしょう・・・

 

 

さて、これは何度も書いていることですが、

すべてのものにアレルギーが存在します。

極稀ではありますが、水にアレルギーを持つ人だっています。

 

DPGにアレルギーを持つ人だっています。

そういう人はDPGを避ける必要があります。

 

アレルギー、アトピーだからDPGは避けるわけではなく、

DPGにアレルギーがある場合は避ける必要があるんです。

 

パラベンにアレルギーがあるからといって、

DPGにもアレルギー反応がでるかというと、そういうわけではないんです。

人によってアレルゲンは違いんです。

 

必要なのは、あなたにとってのアレルゲンは何か?

を知ることです。

使えない化粧品、使える化粧品を比較すれば、

おおよそ、犯人を推測することはできるのです。

 

合わない化粧品があった人は、一度調べてみるのもいいかもしれません。

もしかしたら、原因は別にあるってこともあるかもしれませんしね。

 

 

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