化粧品のセラミド

たしかにややこしいんですけどね・・・

基本的なご質問だったのですが、

最近はあんまり言ってなかったので再度書いておこうかなーと思いまして。

 

「御社のセラミドでヒト型はどれですか?」

というご質問がありました。

 

答えはセラミドって書いてあるやつが全部ヒト型です。

 

 

①セラミドと書けるのはヒト型セラミドだけ

成分表にセラミドと書いてあるものはすべてヒト型セラミドです。

セラミド1、セラミド2、セラミド3などの数字があるもの、

セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAPなどのアルファベットが続くものと

ありますが、表現の違いなだけです。

どちらもヒト型セラミドです。

 

海外ではアルファベット表記になっていますので、

海外からセラミドを取り寄せている場合は数字でインキコードを取得していないので、

アルファベットにせざる負えないってわけです。

今後はアルファベット表記で統一するとの話ですが、

いつになるのかは未定です。

 

例外としては、医薬品、医薬部外品は表示名称が変わります。

セラミド2(セラミドNG)=N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン

セラミド3 =N-ステアロイルフィトスフィンゴシン

セラミド6Ⅱ =ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン

 

ややこしい話ですが、セラミド2=セラミドNSなんですが、

セラミドNS=セラミドNGではないんです。

よって、セラミドNS≠N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシンなので、

医薬部外品ではセラミドNSとなります。

(そもそも海外に医薬部外品という制度はないっす)

 

 

②天然セラミド(植物由来、馬由来など)の表示名

馬にしろ植物にしろ、天然セラミドと呼ばれているものは、

厳密にはセラミドではなく、セラミドに糖が結合した糖セラミドです。

 

セラミドは水にも油にも溶けにくいという性質を持っていますが、

糖セラミドは水によく溶けます。そのため加工も楽です。

セラミドではないので、別の名称で表記されます。

 

馬セラミド⇒セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質

コメセラミド⇒グルコシルセラミド、コメスフィンゴ糖脂質、コメヌカスフィンゴ糖脂質

 

総称するとスフィンゴ糖脂質ってことになります。

セラミド、セラミド言っているのにセラミドがないって場合は、

この辺を探せば似たような言葉が見つかると思います。

 

グルコシルセラミドをセラミドというようになった背景は、

サプリで扱う原料はすべてグルコシルセラミドなのですが、

業界内ではセラミドって呼ぶわけです。

 

植物発酵エキスを酵素と呼ぶのと同じですね。

 

原料メーカーは食品用と化粧品用、両方用意するわけですが、

これらを厳密に分けて考えてはいません。

売り出し方は同じなわけです。

 

結果として、化粧品業界でもセラミドと呼ばれ方が

定着していったわけです。

 

 

後は、セラミドが何種類入っているかとか、

濃度がどんだけかとかを吟味して選べばよいのではないでしょうか?

 

 

余談ではありますが、スキンミミックスに配合されている

カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシンは

構造上、セラミドと呼べるものではありますが(読んでいるとこもあります)、

ヒト型ではないです。

 

当然、セラミドとは別の働きをしますので、

ヒト型セラミドとは区別すべきものだと思います。

 

 

【関連記事】

<<<前                                  次>>>