全成分水だけクレンジング!?

ホントに水だけ・・・なんだこれは?!

ドラックストアで「全成分"水"のみのクレンジング!!」

というポップを見て、


「は?何言ってんの?」


と思って、手に取ってみると・・・

全成分 水


それしか本当に書いてない!


え?何これ?どゆこと??


秘密はpHにあり

通常、水は中性なんですが、強アルカリになると洗浄作用がでてきます。

精密機械の洗浄とか、コメの洗浄とかにも使われます。


こんな実験、見たことないです?

電解水を使うと、とぎ汁がこんなに違うみたいな。

電解水はクラスターが小さいから云々とか、

米に残留している農薬を掻きだす云々とか言う話。

まあ、種明かしすると、洗浄力が高いってことで、

本来、水では落ちないものも溶かしてしまっているってだけで、

別に農薬とかではないです。


ただ、雑味を取り除くので、お米は美味しくなります。

近年、コンビニのおにぎりがおいしくなったと思いません?

あれは、強アルカリの水で洗浄しているからなんですよ。

古米も新米も区別がつかなくなるくらいにおいしく炊き上がります。


話が逸れましたね。


この水のクレンジング剤の正体は電解水です。

水はH2Oという化学式であらわせるのはご存じかと思いますが、

これを電気分解すると、H+とOH-に分かれます。

このH+とOH-のバランスが取れていると中性で、

H+>OH-だと酸性、H+<OH-だとアルカリになります。


塩素はHClですので、塩素を溶かすとH+とCl-に分かれるので、

H+が増えて酸性になります。

水酸化ナトリウムはNaOHなので、水に溶かすとNa+とOH-に分かれるので、

OH-は増えてアルカリ性になるわけです。


逆に強酸性水でも洗浄力は高いですが、

まあ、お肌には優しくないです。


リアルクレンジングウォーターは電解水で、pH12にしたものになります。

通常、飲料水で売っているアルカリイオン水はpH8~9なので、

結構なアルカリ水になります。

pH11以上を強アルカリといいます。


本当に水だけでクレンジングできるのか?

と思われるかもしれませんが、

実際問題、機械周りの油汚れもキレイに落とせるくらいなので、

メイクくらいであれば、余裕だと思います。


ちなみに、油と強アルカリを混ぜるというのは、

石鹸を作る時に行います。

この鹸化が汚れを落とし、乳化させることができるってわけです。


また、強アルカリ水は菌の繁殖もできないので、

防腐剤も不要ですし、酸化もしないどころか、酸化を防ぐので

劣化の心配もありません。


だから水だけってのが可能になります。


ちなみに殺菌力は30秒で大腸菌やらサルモネラ菌などを

一掃することができます。

黄色ブドウ球菌には効きが悪いかな~


疑問点は2つあります。

1つは、どこまで強アルカリを保てるのかってこと。

電解水って放っておくと、水に近づいていきます。

例えばバ●ーとか、イ●ンとかでイオン水配ってますが、

あれは、1日おくと水になってしまいます。


まあ、安定させるってのが技術的な肝なんでしょうけどね。


もう1つは、強アルカリで洗って大丈夫なん?ってこと。

強アルカリを示す水酸化ナトリウムは劇薬扱いですから、

どうしても心配になりますよね。

石鹸くらいのpHでタンパク質変性がーとかいう人もいるわけですし。


一応、無刺激で皮膚がただれることはないと言われいます。

ただ、眼に入ると粘膜をやられますので、そこは注意されたし。

万が一、目に入った場合は水道水でしっかり洗い流しましょう。


それと、いくら水だからといって、強アルカリなので

長時間つけておくとタンパク質変性を起こしますし、

鹸化した状態なので、石鹸粕を残したまま放置する状態に等しい。

ふき取りタイプのクレンジングにはなりますが、

その後は水でしっかり洗顔することをオススメします。


洗浄剤として、古くから使われてはいましたが、

それをクレンジングに使おうという発想はスゴイですよね。

なんとなく、工業用ってイメージがついて回ってしまうので、

二の足を踏んでしまうところですから。


800円くらいで買えますので、化学物質がーという人は

試してみるのもありなんでない?



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