白髪に効果のある原料

白髪対策原料

白髪になるのは、毛根でメラニンの生成がされなくなることで起こるんですが、

現実問題、白髪を自然に黒くするというのは不可能であり、

主に予防がメインになると思われます。

 

ポップエキス

こちらは資生堂の研究で明らかになったものです。

ポッエキスに白髪化に関与する遺伝子の制御効果を発見

もう10年以上も前の話なので、劇的に効果があれば市場を独占していることでしょうから、

劇的っていうのは期待できないと思います。

あくまで、白髪になるのを予防するという類のものです。

まあ、人は予防にはなかなかお金をかけれないものさね。

 

白髪に関する遺伝子を制御し、メラノサイトを活性化し、

メラニンを多く作らせ、白髪になるのを予防してくれるというわけ。

 

白髪化の遺伝子というより、メラニン合成を調整しているMITF遺伝子の

発現量を増やす効果があり、その結果として、メラニン合成が増え、

髪が黒くなるって話らしいです。

 

MITF遺伝子は色素関連のマスター遺伝子で、その不活性化が白髪につながります。

それを活性化させる植物を200種類もの中から探し出したのが

ポップエキスだったというわけ。

 

ポップはビールを作る時に入れるもので、

苦みのもとですね。

ビール飲むと白髪予防になる?!

 

キリンと資生堂の共同開発で研究が進み、成分を特定しているそうですが、

まあポップエキスなら入手は可能なので試してみるかな?

とはいっても、差が出るのは10年、20年後の話になっちゃうんでしょうが。。。

アセチルヘキサペプチド-1

池田物産のオリジナル原料で、特許まで取得しているみたいです。

アセチルヘキサペプチド-1を含有することを特徴とする毛髪用外用剤

 

アセチルヘキサペプチド-1を0.1ppm含む水溶液(メリタン GL200として  0.05%)は

α-MSH(メラノサイト刺激ホルモン)に比べて5倍のメラニン増加率を示したという

なかなかなデータです。

 

ですから、予防ではなく、改善を目的としています。

物はオリゴペプチドなので、1つの成長因子であると思われます。

 

そして、この成分が含まれた唯一の原料メリタンGL200は

水、BGのなかに0.01%含まれています。

推奨濃度は2~10%と高め。

 

おそらく、原料価格が異常に高いことが予想され、

採用されている商品もかなり少ないです。

まあ、入手できるかって問題もありますが。

 

育毛剤はたくさんありますが、白髪改善剤ってのはないので、

この原料メインでそういったものを作るってのもありかも。

シャンプーに入れると原価が合わなくなりそうだし・・・

 

 

そもそも、化粧品原料はメラニンを抑制するものは非常に多いんですよ。

美白ブームといわれるくらいですからね。

まあ、メラニンは本来は体を紫外線から守るために作られるわけで、

悪いものではないんですが、シミなどの原因になりますからね。

 

そんななか、この2つの原料はメラニン合成を促進するというのだから、

面白い話ではないですか。

 

これを髪ではなく、肌につけたら、

もしかしたら肌が黒くなる・・・のかな?

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