ナチュセラクリームVer4.1

仕事が早いな・・・

ナチュセラクリームの基材を大幅に変える試みをしているわけですが、

仕事早いな~

もう修正してきたよ。。。

ほんと神対応なんですよ、ここの加工先。


さて、今回は合成界面活性剤を使わない処方ってことで、

基材の変更を試みています。


正直、あれダメ、これダメで毒にも薬にもならないようなものは

作ってもしょうがないと考えています。

特にナチュセラクリームは効果を出すために、他の要素を削ぎ落した

尖がった商品です。


ただ、効果は落とさず、むしろ上げて、

避けたほうがよいと言われるものは避けるってのが

理想ではあるのは重々承知のすけで、

今回はそれに取り組んでいるというわけです。


安定性の問題があるので、このままOKが出るかは

加速試験の結果待ちなので、3ヶ月待ちって感じです。


処方(仮)は

水、トリエチルヘキサノイン、グリセリン、べへニルアルコール、水添レシチン、ペンチレングリコール、レウコノストック/ダイコン根発酵液、マカデミア種子油、ヒマワリ種子油不けん化物、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、オリザノール、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドNP、セラミドNS、セラミドEOS、セラミドEOP、セラミドAP、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、コレステロール、サトザクラ花エキス、加水分解コメヌカエキス、クロクスクリサンツス根エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、アスタキサンチン、ヒアルロン酸Na、ビフィズス菌培養溶解質、グリチルリチン酸2K、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ダイズステロール、ダイズタンパク、べヘン酸、セラノール、セテアレス-25、アラビアゴム、アスコルビン酸、リンゴ酸、クエン酸、トコフェロール、フェノキシエタノール


変更点はセテス-25、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10の3種類の界面活性剤を使っている

ところから、水添レシチンだけで乳化している点が一番大きいです。

ぶっちゃけ、この手の試みは今まで何社も行ってきましたが、

どこもやる前から「無理」回答をいただいていた処方。

ホントに凄い事をサラッとやってしまうのがホント凄い。

しかも価格も良心的!!

水添レシチンは合成界面活性剤よりも遥かに高額なんですよ。

まあ、セラミドプレミックスであるスキンミミックスにセテアレス-25という合成界面活性剤

を使っているので、合成界面活性剤不使用とは謳えないんですけどね。


あとは、追加成分でクロクスクリサンツス根エキス(ダームコム)と

マンダリンオレンジ果皮エキス(マンダリンクリア)を入れてます。

もちろん、意味のある量は配合してまっせ。


それから、以前からご質問の多いミネラルオイルをマカデミア種子油に変更。

ミネラルオイルのほうがアレルギーは起きないので、いいような気もしますが、

まあ、鉱物油ってのは嫌われ者ですからね・・・


またα-グルカンオリゴサッカリドをビフィズス菌培養液溶解質に変更しています。

手持ちの原料の問題でね。在庫を抱えてもらう訳にはいかないもので。


んで、PG、BG、ステアリン酸、セテアリルアルコール、セレシンなどを

非配合にしています。

おかげで配合表がスッキリですわ。


今まではレウコノストック/ダイコン根発酵液で防腐効果をだしていましたが、

原料にフェノキシエタノールが含まれているので、それも追加ってことになりますね。



問題点といえば、現状のクリームの固さになるまで

時間がかかるってことかな。

あとは文句のつけようがないっす。


安定性さえ確保できれば、処方確定でリニューアルの準備に入れるのですが、

ちょっとすでに雲行きが怪しいんですよね・・・


どうなることやら。



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