天然型マルチセラミド

まあ、スキンミミックスのことっす

9月発売で、ロート製薬から

天然型マルチセラミドを配合したシリーズが登場するそうです。

 

天然型マルチセラミドとはスキンミミックスのことで、

ナチュセラクリームナチュセラライトにも使用しています。

 

表示はセラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドEOS

とするみたいです。

 

セラミド9はインキコード登録されていないので、

ローマ字表記しかできないわけです。

ぶっちゃけ、スキンミミックス以外、使用していないんじゃないかな?

 

天然型マルチセラミドとして、

7種類のセラミドと言っちゃってますが、

 

あと2つが、カプロオイルフィトスフィンゴシンカプロオイルスフィンゴシン

スキンミミックスに含まれているものです。

 

さて、この2つ、何物かと申しますと・・・

 

まずはカプロオイルフィトスフィンゴシン。

これは、カプロン酸とフィトスフィンゴシンとの反応生成物だそうです。

カプロン酸はC6の短鎖脂肪酸かつ飽和脂肪酸です。

フィトスフィンゴシンはセラミド3、6、9を構成しているスフィンゴイド。

 

ヒト型ではないですが、疑似セラミドといったところでしょうか。

肌のたるみ、シワの改善効果を持つそうです。

 

カプロオイルスフィンゴシンは、

カプロン酸とスフィンゴシンとの反応生成物。

セラミド1、セラミド2、セラミド5を構成するスフィンゴイドですね。

ニキビ予防や抗炎症作用、悪玉菌の抑制効果とかあるのだとか。


こちらも、疑似セラミドと呼べなくもないかな。

ヒト型ではないですが、セラミドの定義としては、

脂肪酸+スフィンゴイドで構成されているので、

やっぱ、セラミドかな・・・

 

セラミドとして働くというよりは、

セラミドの合成促進剤として配合されているわけですが・・・

 

うちもこいつら、セラミドってことにしちゃおうかな~

とも思うのですが、若干抵抗があるんですよね。

大手が言っちゃってるから、便乗するってのもありなのかな?

 

セラミドの種類が多い方が良い、

という風潮ができれば言うことはないわけですし・・・

 

 

さて、天然ヒト型セラミドにも非ヒト型セラミド含まれています。

セラミドDPと表されているので、フィトスフィンゴシンを含んだ

セラミドです。(セラミドの定義上ね)

 

一番最初は、セラミド7であると聞いていたのですが、

セラミド7に近いもの(類似セラミド)となり、

最終的にはセラミドDPで落ち着いたみたいです。

 

ただ、セラミド7はセラミドAHですので、

スフィンゴイドは6-ハイドロスリンゴシンですが、

 

セラミドDPはフィトスフィンゴシンなわけで、

フィトスフィンゴシンはセラミド3、6、9の系列です。

 

この辺は未だにモヤモヤポイントではありますが、

どのみち表記不可能なので、

まあ、何ともしがたいところです。

 

ただ、天然型マルチセラミドが7種類といえるなら、

天然ヒト型セラミドも3種類のセラミドが入っており、

 

両方を配合している素肌セラミドは、

10種類のセラミドを含んでいるってことでOKかな?