核酸原料ってさぁ~

核酸とはDNA、RNAの事です

この辺の話はかなり好き♪

遺伝子って面白いですよね~

 

核酸とは、デオキシリボ核酸(DNA)と

リボ核酸(RNA)の2つがあります。

 

DNAは2重螺旋構造をしており、

アデニンとチミン、シトシンとグアニン

 

RNAは螺旋構造を取っておらず、1重で、

チミンの代わりにウラシルで構成させています。

 

で、遺伝情報はたった4つの塩基で書かれており、

3つの塩基で1つのアミノ酸をコードしています。

 

DNAからタンパク質を合成する過程を

セントラルドグマといいます。

なんか響きがカッコイイ(笑)

 

それはさて置き・・・

核酸はサプリメントの原料にもなっていますし、

化粧品の原料としても使われます。

 

核酸の効果って・・・・?

 

核酸といえば、ネットワークビジネスでよく扱われます。

核酸さえとれば、あらゆる病気がなおる的な

話が多いので、個人的には眉唾もんの原料です。

 

なんというか、トキメカない。

サケ白子抽出物とか、RNA含有酵母とか。

売れる商品のイメージができないんですよね・・・

 

まず、サプリメントとしての話ですが、

核酸はあらゆる細胞に含まれています。

 

野菜や果物はもちろん、

魚や肉にも。

乳酸菌にだって含まれています。

 

熱を加えるとDNAの2重螺旋は崩れますが、

核酸そのものが変性するわけではなりませんので、

火を通しても大丈夫なものです。

 

 

てか、普通の食生活してれば、

核酸が不足するなんて事態はおきません。

 

どちらかと言えば、DNAの複製回数に制限があり、

歳を重ねるということは、その回数が残り少なくなるということで・・・

プログラムされたものなんですよね~

 

核酸を補って、どうこうなるってのは

正直信じがたいことです。

もちろん、原料レベルでは飲んでみましたが、

特に変化はありませんでした。

 

化粧品に関してはもっと謎。

核酸を塗って、どうなるん??

 

まあ、大半の原料はそんな感じですけど、

基本的に他の核酸は、排除すべき物質なんですよ。

つまり、敵と認識されると思うわけです。

 

その最たるがウイルス。

彼らはタンパク質とRNAだけでできています。

細菌にしろ、カビにしろ、彼らも核酸を持っています。

 

その核酸が外部から侵入してきたとき、

体はどう反応するのか・・・

 

恐らく無毒化するための処置がなされるはず。

 

細胞が核酸を取り込むなんてことは、

最もあり得ない話ですわ。

 

一応、保湿効果、シワの改善、皮脂のコントロール

をするといわれれていますが・・・

 

 

医療での核酸の利用は、

どちらかというと発現を抑える方法。

 

アンチセンス核酸は発現を抑えたいm-RNAの

塩基対になるものを投与することで、

相互に結合させることで、タンパク質合への

翻訳を阻害します。

 

RNA干渉は標的のDNAと同じ

二本鎖のRNAを細胞内へいれることで、

標的のDNAからできたm-RNAと

特異的に結合、分解がおこり、

発現が抑制されます。

 

デコイ核酸は転写因子として働く

タンパク質に結合できる核酸で、

 

偽物に転写因子が結合するので、

遺伝子発現が抑制されます。

これを応用することで、過剰な炎症を

抑えることができるとのこと。

 

もちろん、コラーゲンの遺伝子配列を入れることで、

コラーゲンの発現を高めようって研究はされていますが、

それが本当にコラーゲンの合成を高めるのかは謎です。

(むしろ、上記の原理からいくと、コラーゲンの発現を抑制しそうですが・・・)

 

そもそも、その核酸はサケの遺伝子配列か、

もしくは酵母の遺伝子配列なわけです。

 

まあ、ほとんどはポリヌクレオチドの状態で、

完全なコードを有しているわけではないでしょうが。

特に遺伝子の発現を抑制するようなことは

ないとは思いますが、

 

遺伝子の発現を促進するとも思えないわけなんですよね・・・

 

まあ、どっちでもいいんですけど。

使う気はさらさらないので(笑)