幹細胞治療

特に科学的な裏づけはないんですって

なかなか衝撃的なニューズが。

イギリスで幹細胞の培養でできた肉で、

人工のハンバーガーを作ったとか

 

味はまあまあ、10年後、20年後には市場に

出回るかもしれないとか・・・

 

牛を育てるよりは、おそらくずっとコストダウン

できるでしょうし、牛に回る飼料分が浮くから、

食糧問題に大きく寄与することでしょうが・・・

 

何となく不気味と言えば、不気味だなー

 

さて、幹細胞とは、初期化された細胞のこと。

我々は60兆個の細胞で構成されていますが、

それぞれに、特異的な性質を付加することで、

個体を形成しています。

 

肌も心臓も髪も目ん玉も、

すべて同じ細胞から分化したものです。

 

例えば、肌になってしまった細胞は、

肌にしかならないのですが、

 

これを、肌になる前の状態、

心臓でも肝臓にでもなれる状態にする

技術が確立されたわけです。

 

それが幹細胞というわけ。

iPS細胞も幹細胞ですよ。

(誘導多能性幹細胞の略称ですから)

 

 

これは幹細胞を利用して、

実験的に行われている治療が、

 

幹細胞を体から取り出し、

悪い部分に注射で打ち込むことで、

幹細胞が分化して、治してくれる・・・

といったことが行われているとか。

 

メジャーリーガーが、肩の故障を、

幹細胞治療で治して、現在も活躍中だとか。

 

もし、これが本当であるなら、

関節痛などの治療には朗報になるのかもしれません。

 

なんせ、関節、つまり軟骨には血液が流れていないので、

治療までに時間がかかります。

場合によっては手術が必要になります。

 

幹細胞を使うことで、短期間で、

根治療法を行うことができるのですから。

 

 

ただ、残念ながら、マウスの実験では、

何とも言い難いといった感じらしい。

 

また、副作用の懸念があり、

幹細胞のガン化の可能性を

否定できていないのです。

 

平たくいえば、まだまだ実用化できない状況で、

実践しちゃってる、ってわけですわ。

 

ただ、5~10年くらいでは、

なんらかの方向性が見えてくるのでは

ないかとも言われています。

 

 

余談ではありますが、化粧品でも

幹細胞を謳った商品があります。

 

一時、凄い流行ったのですが、

リンゴの幹細胞がうんたらかんたら、っての。

植物細胞は動物細胞と違って、簡単に幹細胞を作れます。

学生の授業で作れるれくらいですから。

(大学の講義で作ったことあります) 


腐らないリンゴの幹細胞・・・

なんか凄そうですが、

 

リンゴの幹細胞は、ヒトの肌になることはないですので、

この話とはちょっと違う話なんですけどね。

 

将来的には、自分の幹細胞作って、

あなたのためのだけの化粧品を作れる時代がくるかもしれませんね。