シンプルクリーム

界面活性剤を使わないクリーム

界面活性剤が悪者扱いされる昨今、

界面活性剤フリーでクリームは作れないか?

というのは1つの課題ではあります。

 

方法の1つとして、現在注目されているのが三相乳化

界面保持剤を使う、最新の技術です。

 

もう1つは超高速攪拌技術による全ナノ化。

ライトでこれを行い、界面活性剤の量を極力抑えていますが、

これを突き詰めていけば、フリーにできなくもないらしい。

(技術的な隠し種があるそうですが)

 

どちらも飛びつきたいところではありますが、

こちらのコンセプト等を反映させるためには、

色々と問題がでてきてしまい、難しいんですわ。

 


じつは、こういった最新技術を駆使しなくても、

昔からの手法で界面活性剤フリーのクリームは作れます。

 

水と脂肪酸と水酸化カリウムを混ぜ合わせることで作ることができます。

 

これ、どこかで見たことないです?

そう、石鹸を作る材料です。

固形は水酸化ナトリウムですが、液体、練り物の場合が水酸化カリウムを使います。

 

理屈は簡単。

界面活性剤を足すのではなく、作って混ぜるわけです。

界面活性剤は添加してませんが、界面活性剤は入っているという

なかなか巧妙な作りです。

 

ようは、界面活性剤の代わりに石けんを入れたようなものかな。

成分だけみるとスゴくシンプルで良さ気に見えますけどね。


水、グリセリン、ステアリン酸、オリーブ油、ユーカリ葉油、水酸化K、フェノキシエタノール

 

このシンプルクリームをナチュセラクリームへ改良しようと試みたことがあります。

もう2年前くらいの話ですが。


100年前からあるもので、バニシングクリームというらしい。

ただ、界面活性剤不使用ですが、界面活性剤フリーではないです。

(微妙な違いですが、意味合いが全然違ってきますよ?)

確かに悪くはないのですが、どうもトキメかなくて没になりました。

見た目がピーナツバターみたいになるので、今までのものとは別物、

かけ離れすぎて、躊躇したのも原因。

まあ、今思えば、プロパガンダに振り回されずに、採用しなくてよかったとは思っています。



去年は石ケンを作るのに四苦八苦しており、クリームの改良をすることに

手を裂けなかったのですが、それも落ち着いてきたので、

ナチュセラクリームの改良を本格的に始めようかと。


で、三相乳化を東洋新薬以外でもできるところがある・・・

との話を聞きつけたので、現在交渉中。


時間はかかるかもしれませんが、根気よくやっていきますか~

こちらが実際のシンプルクリームベースのナチュセラクリーム(没)

2年前のものなので、退色しているのと、水分が飛んで、小さくなっています。

安定性に難があるかな?