幹細胞再び

リンゴ果実培養細胞エキス

ヒト幹細胞は諦めて、

しょうがないのでリンゴ幹細胞を使ってみることに。

 

今更、珍しくもなんともないのですが、

価格はヒト幹細胞の10分の1ですからね。

沢山入れれば、それなりに効果がでるでしょ?

という考えです。

 

ナチュセラ煌の1つのピースが欠けた状態ですので、

それを補う目的で使用しようかと思ってます。


このリンゴは、スイス産のウトビラー スパトラウバーという

超酸味が強い品種で、まあ、売れないので絶滅寸前の品種です。

 

この品種を絶滅から救うため、何か使い道はないものかと研究をしていると、

「4ヶ月間、腐らない」

という特性を発見することになります。

 

高い抗酸化力、保存力は、このリンゴがもつ幹細胞に由来し、

この幹細胞に高い抗エイジング効果があるとのこと。


製造の詳細はわからないのですが、

リンゴから幹細胞だけを取り出すというのは

非効率であり、非現実的。


リンゴ果実培養細胞エキスというくらいなので、

人工的に培養しているのは間違いないと思います。


植物の特性として、ホルモン調整をすることで

細胞をカルス化することができます。

ようするに、細胞に万能性を持たせることができるということ。


リンゴの細胞をカルス化して、培養して増やしているのだと思います。


最終的に、細胞壁、細胞膜を破壊し、

リポソーム化(ナノ化)したものが使われます。


幹細胞といっているので、細胞丸々、肌に乗せるイメージを

持たれるかもしれませんが、それだと異物として免疫が反応します。


イメージとしては、幹細胞の成分をすべて持つスープをつくり、

これを肌の栄養素として使うという感じになります。

 

 

in vitroでは0.01%で高い効果を示しているので、

多くの企業がその濃度ならコストもほとんどかからないので、

採用していったという経緯があるとか。

 

ただ、実際のヒト試験では2%配合で行っているので、

少なくても1%は配合させたいところではあります。


まあ、データを見る限り、ヒト幹細胞と比較しても

そんなに変わらないかな~

多く見積もっても2倍くらいなので、倍以上入れれば、

差はないと思われます。

 

 

これは素朴な疑問なんですが、

植物から幹細胞を作るのは、植物はカルス化が可能であり、

どんなものからでも、幹細胞を理論的に作ることは可能です。

 

しかし、動物はカルス化しないというのが通説です。

その常識を覆したとして、世界的発見とされたのがSTAP細胞だったわけですが、

その存在は現段階では否定されています。

 

iPS細胞は体細胞に複数の遺伝子を導入することで、万能性を獲得した細胞。

簡単にいえば、遺伝子組換をしなきゃいけないので、結構面倒です。

 

では、この脂肪細胞由来の幹細胞はどのようにして、

万能性を獲得したんでしょう??

 

 

脂肪細胞の寿命は1.5~3年であり、

寿命がきた脂肪細胞にすぐに置き換わる細胞があり、

これが脂肪幹細胞です。

 

幹細胞ではありますが、脂肪細胞にしかならないものです。

おそらく、これを抽出し、培養したものなのではないかと。

実際のところは作っているところしかわかりませんけどね。

 

ちなみに脂肪幹細胞は、乳房や顔に注入する外科的な利用をされているとか。

だから安全ですよ~ってことらしい。