大人アトピーの原因

なぜ、大人になってからアトピーになる?!

アトピーのイメージとして、

幼少期になるもので、大きくなれば

自然と治るというのが一般的。

 

しかしかなら、それも一昔の話で、

今では、治らず大人になってしまったとか、

大人になって突然発症したということも

増えてきています。

 

アトピーについては、大分分かってきてはいるものの、

原因は未だによくわかっていないと言われます。

 

今回は、大人になって突然発症する、

いわゆる大人アトピーについての原因を

考察してみました。

 

大人アトピーの特徴としては、

幼少期よりも発症範囲が広いといわれます。

幼少期は肌の弱いところに集中しますが、

大人アトピーは全身に出る場合が多いです。

 

また、非常に治りにくい、ともいわれます。

 

さて、ヒトの体のコントロール部分として、

自律神経系 内分泌系 免疫系

の3つの系が存在します。

 

それぞれが、互いに関連し合って、

バランスをとることで、健康状態を保つ

わけです。

 

この系が乱れると病気になるわけですが、

当然、このバランスをとる仕組みがあり、

それが血液、腸、代謝となります。

 

体の調整系統の調整をする仕組みというわけです。

 

血液がキレイで、腸内環境がキレイで、

しっかり新陳代謝していれば、

ちょっとやそっとで病気にはならないってことです。

 

正直、自律神経系はストレスで簡単に乱れます。

内分泌系は女性は特に周期があるので、

乱れやすいものです。

 

結果、免疫が力関係で強くなっちゃうので、

アレルギーとかアトピーが起こるわけです。

 

ただ、血液、腸内環境、代謝がしっかりしていれば、

それを正すことができます。

 

つまり、血液、腸内環境、代謝、のどれか、

もしくはどれも弱いため、体のバランスを

取れなくなっていることで、アレルギー、アトピーが

起こると考えられます。

 

根も葉もない言い方すると、

不摂生な生活によるものというわけですから、

生活を改めろって話になってしまうわけですが・・・

 

 

血液は、体中をめぐっているわけですが、

巡ることで、体の情報を集めています。

 

それをフィードバックさせることで、

体の調子を整えるわけですが、

 

血液が汚いと、このフィードバックの精度がぶれるわけです。

例えば、内分泌系のホルモン。

多過ぎても少なすぎてもダメなものなので、

その量を一定にするため、常にフィードバックを

行っています。

 

汚れた血液では、その量が正確に

判断できないわけです。

 

その結果、内分泌系に乱れが生じ、

自律神経、免疫とのバランスが崩れます。

 

 

腸内細菌は、多くのホルモン、酵素を合成しています。

第二の脳とも呼ばれる腸は、文字通り、自律神経系を

支えているわけです。

 

つまり、腸の環境が悪いと、

ストレスに対する抵抗性が著しく低下します。

 

うつ病のほとんどの人は、

腸内環境が悪いと言われたり、

 

腸内環境が悪いとボケやすいなどと

いわれるのも、それ故なわけです。

 

代謝は、エネルギーを作る仕組みですが、

しっかりエネルギーができていれば、

人は動くわけです。

 

また、このエネルギーを作るときに、

熱が発生し、これが体温となるわけです。

 

体温が1度下がると、免疫の活性は

50%減と言われます。

 

低体温ほどガンになりやすいというのは、

このためです。

 

ちなみに、血流がいいと、体温は高くなりますし、

腸内がしっかりしていると蠕動運動が盛んで、

体温をつくります。

 

つまり、体温を上げればすべての病気が治る・・・

という先生もいますが、強ち嘘ではないのです。

 

体温をあげれば、必然的に血流も良くなり、

腸の活動も盛んになります。

 

もちろん、体温が上がると酵素活性が盛んになり、

代謝力もアップします。

 

 

まとめると、

アトピーの原因は

自律神経、内分泌、免疫のバランスの乱れによるもので、

 

それらのバランスを支える血液、腸、代謝の

衰えが根本の原因であるわけです。

 

これは、すべての病気にあてはまる理屈でもあるのですが・・・

 

 

こういう人は注意です

・食事のバランスが悪い

・睡眠の質が悪い

・低体温であり

・生理不順である

・ステロイド剤を服用している

 

大人になってアトピーを発症しやすいです。

 

また、肌そのものを弱くすると、

その引き金を引きやすくなります。

 

例えば、洗顔、クレンジング。

頻繁に行ったり、洗顔力の強いものを使いすぎて、

肌の皮脂、細胞間脂質を洗い流し続ければ、

肌のバリア機能が低下していきます。

 

失われたセラミドを補うために、

肌のオーバーターンを促進するため、

未熟な角層ができ、薄くてもろい肌になります。

 

この状態は、湿疹がでていないだけで・・・

アトピー肌とほとんど変わりません。

 

 

また、食べ物では、不飽和脂肪酸のバランスが

大事であると言われます。

 

不飽和脂肪酸のω3とω6のバランス・・・

ω6が多くなると、アトピーになりやすくなるといわれます。

 

その原因は、セラミドを合成する脂肪酸の鎖の長さが、

バリア機能に大きく影響し、鎖の短いものが増えると、

バリア機能が著しく低下することが分かっています。

 

ω6は鎖の短い脂肪酸になるので、

多いと、脆弱なセラミドになるわけです。

 

もちろん、全くないのは問題なんですけどね。

 

簡単な話、魚食えってことですわ。

 

あとは、亜麻仁油とかえごま油とかに

ω3系の脂肪酸が多いです。