効果のありそうな美容成分 一般の認知度

セラミドの認知度はまだまだみたい

美容成分調査(薬事法ドットコムマーケティング研究所調べ)より

 

世の中の健康美容の動向をいち早く把握するために、

独自で調査を行ったそうな。

 

今回、2013年9月20日(金)~9月24日(火)の5日間に、

5つの美容成分(ヒアルロン酸、ビタミンC、コラーゲン、プラセンタ、セラミド)

を知っている全国の女性300人を対象に「美容成分」をテーマにした

インターネットリサーチの結果が以下のように。

 

ちょっとショックな内容ではありますよね・・・

 

もっとも効果がありそうな成分は何?

という問いに対し、

 

1位 コラーゲン 2位 ヒアルロン酸 3位プラセンタ

 

残念ながらセラミドは第5位・・・

 

認知度も、セラミドの認知は最下位の5位。

まあ、現実なので受け入れるしかないですし、

まだまだ、市場は大きくなる可能性があるとも

取れるわけですし。

 

正直な話、コラーゲンでは今更市場で勝負なんてできません。

 

コラーゲンって差別化が難しいです。

サプリでいえば、コラーゲンドリンクが流行って、

そのあとコラーゲンゼリーが流行りました。

 

コラーゲンドリンクはフラ●ラが火付け役でしたが、

売り上げはピーク時の1/3にまで落ち込んでいるとか。

過度な価格競争の結果、競合の増加が主な原因です。

 

続いてコラーゲンゼリーはH●Kが、頭角を現し、

多くの会社がそれをマネました。

しかし、D●Cにしろ、や●やにしろ、超大手でさえ、

その市場では失敗しています。

 

それでも挑戦しようというのは、

愚の骨頂といっても過言ではありません(笑)

 

コラーゲンは豚由来と魚由来に分けられます。

魚はテラピア由来、サケ由来、タラ由来、ナマズ由来に

細かく分けられます。

 

あとは分子量ですね。

通常コラーゲンの分子量は30万くらいなんですが、

酵素処理されているものがほとんどなので、

低分子とかコラーゲンペプチドとか呼ばれます。

 

通常は5000~10000くらいです。

1000とかいうのも、ありましたが、

たしか廃盤になってたと思います。

 

最少はトリペプチドと呼ばれる、

アミノ酸3つまで分解したものがあります。

 

コラーゲンは98%以上タンパク質です。

タンパク質はアミノ酸で構成されています。

 

理論上はアミノ酸まで分解したものが

最少になりますが、それはさすがにアミノ酸じゃん!

というツッコミ待ちになるので、存在はしません。

 

変わり種では、ロバ由来のコラーゲン、

阿膠(あきょう)というものがあります。

 

某テレビ番組で紹介されて、原料供給が

パンクしたこともありますが、

全うな会社は使わないですよね。

無駄に高いですから。。。

(通常のコラーゲンの10倍くらい)

 

ナマココラーゲンなんてものもありますが、

これはまた別で語ります(笑)

 

 

ヒアルロン酸は乳酸球菌に培養させたものと、

鶏冠由来のもの2種類あります。

 

鶏冠由来はキロあたり10万~50万くらいします。

一方、培養ものは5万~10万くらいとなります。

 

ヒアルロン酸は、多糖類で、連続した分子構造をしています。

通常300万くらいの分子量であり、保水力があるのは、

この高分子のものです。

(1リットルでウンたらっていうコピーが本当なのは)

 

しかし、現状は10万~30万分子量のものが一般的です。

低分子ヒアルロン酸というやつですね。

 

ナノ化したヒアルロン酸とかありますけど、

意味があるのか不明です。

 

 

プラセンタは、豚か馬が主流。

ぶっちゃけ、効果は変わらんです。

価格は馬のほうが倍くらいしましけどね。

 

マリンプラセンタはすじこですし、

植物プラセンタは胚芽です。

 

はい、プラセンタ(胎盤)ではありません。

それなりの美容効果はあるとは思いますが、

プラセンタの市場で比較するのは抵抗があります。

 

そして、プラセンタも酵素処理されているのですが、

(ほとんどがタンパク質です)

 

どの酵素を使うかで、効果が変わってくるといわれます。

 

これは、ヒトの体がアミノ酸が数個の『ペプチド』

でも吸収できることに由来します。

 

ペプチドとは、小さな小さなタンパク質と考えれば

分かり易いかもですね。

 

プラセンタに限らず、ローヤルゼリーもそうなんですよ。

あれもタンパク質の塊なんですが、特定の酵素処理

を施すことで、血圧を下げる効果があるものができます。

 

特許を取られているので、簡単にはつかえませんけどね。

 

ですから、医薬品のプラセンタと、

サプリメントのプラセンタは、違いがないようで・・・

違うというのは、ここだけの話で(笑)

 

 

セラミドはご存じの通り、もっと複雑ですね。

サプリメントとしては、こんにゃく由来、コーン由来、

米由来、ミルク由来とあります。

 

植物由来は、全てグルコシルセラミド。

効果は由来によって変わることはありません。

 

ミルクセラミドだけは特殊ですね。

乳脂肪球皮膜を濃縮したもので、

牛乳は水と油が乳化したものですが、

天然の界面活性剤となっている部分を

集めたものがミルクセラミドなわけです。

 

吸収しにくいという難点がありますので、

植物セラミドは摂取量0.6mgくらいで効果がありますが、

ミルクセラミドは6mg必要です。

 

マリンセラミドという変わり種もありますが、

現状、商品化しているものは見たことありません。

 

ヒト型セラミドとのことで、

一時、押してましたけど、

効果というか、体感が植物セラミドとほとんど変わらん

ので、高いだけって感じですね。

 

価格を見直さないと、採用はまずないでしょうね。

 

さて、化粧品に関しては、

コラーゲンが何由来か・・・

という議論はされませんね。

 

なんだと思います?

私も知りません(笑)

その辺ツッコめば市場をかき回せるかもしれませんね。

 

結局、ナノ化してるとか、カプセルに入っているとか、

実態がよくわからんことをゆうとります。

 

実際、肌のコラーゲンは3重螺旋構造をもった高分子であり、

ペプチド化したものは、3重螺旋構造をぶっ壊して、

さらに細かく切り刻んだものです。

 

また、コラーゲンは真皮に存在するので、

角層、表皮を抜けなければならないのですが、

浸透は角層まで、と小さく小さく書いてありますね(笑)

 

3重螺旋をキープしたコラーゲン原料もありますが、

メーカーもはっきり言ってます。

肌からは浸透しないって(笑)

 

まあ、使っている人がいいと思えば、

それはそれでOKなわけですけどね。

 

 

ヒアルロン酸も同様の傾向がありますね。

そのヒアルロン酸は何由来?って話はしませんね。

 

こちらも小ささを謳ったものが多いです。

どんだけ小さいといっても、分子量はコラーゲンの10倍。

そんなもんが、角層下へ浸透することは・・・

ありえないですわね。

 

天然のポリマーであるので、

表面に膜をはり、保湿効果はあるんですけど、

入ってなんぼみたいな感じがありますからね・・・

 

セラミドは何由来かというのは、

結構きにしますよね。

 

まあ、ほとんどはセラミドはセラミドで、

その違いを理解している人は、極稀な存在です。

 

語ると、「へー、そうなんだー」という反応が

返ってきますよ(笑)

 

植物セラミドはグルコシルセラミドで、

水に溶けるの使いやすいです。

保湿作用はありますが、残念なレベルです。

また、セラミドにはなりません。

 

馬セラミドもグルコシルセラミドなのですが、

セラミド合成を促進する作用があります。

馬セラミドそのものがセラミドになるわけでは

ありません。

 

ヒト型セラミドは合成もの(ほとんどが培養です)

天然ものがあり、ナチュセラクリームで使ってるのが

天然のヒト型セラミドです。

 

ぶっちゃけ、天然ヒト型セラミド知っている人、

ほとんどいません。

 

知ってたら、かなり業界通です(笑)

 

 


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